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検察側の罪人 雫井 脩介(しずくい しゅうすけ)

検察側の罪人 雫井 脩介(しずくい しゅうすけ)

 

映画化だったので読みました。雫井 脩介(しずくい しゅうすけ)さん非常に好きな作風です。検察官モノといえば月9で視聴率良かったキムタクの「ヒーロー」を思い出すかと思いますが、全然違います。

 

そもそも管理人はあの番組は生理的に受け付けませんでした。検察官って正義とはかけ離れたところに居るんですよね。世の中を斜に見るのではなく、単純に彼らの仕事は被疑者を有罪にすること、それ以外にはありません。

 

この作品では非情なまでにその様子が書かれています。

 

検察官って何をする人なの

司法試験に合格した優秀な人材から、さらに成績優秀な人がリクルートされて検察官となります。弁護士より裁判官・検察官のほうがずっと優秀な人が多いというのは有名な話です。

 

検察官は非常に強い権限をもっており、起訴するのか不起訴にするのかを決定することができ、起訴された場合は、99.9%の確率で有罪となります。ドラマ99.9%は面白かったですね。

 

実際に取り調べ等も行いますし、警察と一緒に捜査なんかも行うようです。私の先輩(めっちゃ真面目な人です)も警察官と検察官に証人としての話を任意で聞かれたことがありますが、検察は警察よりも酷いと言っていました。

 

彼らの作ったストーリーどおりに証言するよう強要され、朝から晩まで監禁され、なんとか断ったけど1週間で5キロ以上体重が落ちてました。怖すぎです。

 

検察側の罪人の見どころ(ネタバレなし)

見どころは二人の検察官(最上毅と検察教官時代に彼の教え子だった沖野啓一郎)の正義のぶつかり合いに尽きると思います。ミステリー的などんでん返しというよりも、検察の仕事に対する迷い、誇り、そして正義のあり方などは読み応え十分です。

 

検察に追いつめられる容疑者ですが、原作では風体の上がらない男となっていますが、映画では一癖ありそうに脚色されているかもですね。映画では最上を木村拓哉が沖野を二宮がそれぞれ演じるようです。

 

映画は見ていないので何とも言えませんが、原作は呼んで損はないと思います。法曹関係が好きな人はぜひ読んでください。

 

雫井 脩介の他の作品 犯人に告ぐ

「検察側の罪人」より、ずっと先に読んでいたのですが、「犯人に告ぐ」もおすすめです。

バッドマンを名乗る犯人による連続幼児誘拐殺人事件の捜査が難航。いわゆる「劇場型犯罪」に対抗するために警察が起死回生の策として「劇場型捜査」を採用するというストーリーです。

 

主人公の巻島はその責任者として奔走します。単純に犯罪に対してのみならず、警察内での不協和音やマスコミとの確執なんかも取り入れており、最後までどうなるか分からないストーリー展開は最高です。

 

ミステリー度ではこちらのほうが上だと思います。

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